A.人による

当たり前体操~
この記事は以下の人に向けて書いてます
- 場面緘黙症の人
- 場面緘黙症の人に対する勘違いがある人
- 場面緘黙症の人に対する勘違いを防ぎたい人
緘黙症の人は家ではおしゃべり?
緘黙症は『家では話せるのに、学校など特定の場所で話せなくなる症状』です
このことから、家では普通に話せると思われているのかも知れません
しかし冒頭に言った通り、それは人によります
緘黙症は不安症の一種
- 学校や公共の場では不安が強い=話せない
- 家では不安がない=話せる
という仕組みです
家では不安がないから『話せる』だけで、おしゃべりかどうかは人によります
話すのが好きじゃない人は、普通に家でも無口だと思います

まぁ、そうだよね
みんな『本当は話したい…!』と思っている
基本的には『話したくても話せない』です
でも正直、(普通に話つまんないし、参加したくないな…)って思うときもあります
だから、緘黙症の人が押し黙っているのを見て「この人本当はもっと話したいんだろうな!」とか「積極的に話を振ってあげよう!」とか思っても、余計なお世話かも知れません
でもまぁ…基本的にはみんな『普通の人と同じように話せるようになりたい』と思っているんじゃないかなぁ

う~ん、ややこしいな…
話せなくても、心の中では楽しんでる
人によります

全部それやんけ
緘黙症の人を半ば強制的に人の多い場所に連れて行って、無理に会話に参加させるのは本人を困らせる危険性があります!
例えば、緘黙症の子の親が『この子は話せないけど、きっと心の中では楽しんでいると思う』など善意でやっている場合は注意が必要かも知れません
もし、その場が本人にとって楽しくなかったときのダメージは相当でかいと思います
ただ逆に、楽しいからもっといっぱい誘ってほしい!!ってときも結構あります(実体験)
でもそれも上手く伝えられないので、その辺は…上手く…なんやかんや汲み取ってください!

他人任せ
筆談なら出来る
筆談は『自分の考えていることを人に見せる』という行為なので、それ自体を恐怖に感じる場合があります
他にも
- ただ単に文章を書くのが下手
- 視線恐怖で、手が震えて文字が書けない
というパターンもあると思います
筆談ができなくても、LINEだったら話しやすい、などその辺も人に寄りけりですかね
待っていれば話してくれる
それが優しさだとしても、待たれることで本人が苦痛を感じる場合があります
余計に話せなくなくなったりする可能性があるので注意が必要です
これについては別の記事にも書いてあるので、よかったら見てください!
時間と共に自然に治る
基本的に、自然に治るものではありません
むしろ悪化する危険もありますし、治ったとしても後遺症みたいなものが残る可能性があります
僕は大人になってからだいぶ普通に話せるようにはなりましたが、思春期に全く言葉を発せなかったせいか、語彙力や文章力が壊滅的です

それは…やばいね(語彙力)
本人は緘黙症の自覚がある
知らない場合もあります
これも僕の場合ですが、中学校くらいまでは「自分って対人恐怖症なのかなぁ」とか漠然と思っていました
『場面緘黙症』とか調べないとわかんないですよね

うんうん
カラオケが苦手
僕がカラオケ苦手なので、緘黙症の人はみんなカラオケ苦手だと思っていました
でも調べてみたら、『緘黙症だけどカラオケは好き!』っていう人ばっかりでした…

まさかの少数派
病院に行けば治る
僕は緘黙症で病院にかかったことがないので、あまり勝手なことは言えませんが…
ですが、少なくとも病院に行ってすぐ治るようなものではないと思います
医者が緘黙症について知らない場合もあるので、ちょっと怖いなぁと思います

怖いなぁー怖いなぁー(稲川淳二風)
みんな同じような症状
程度があります
そして僕はたぶん軽症。
話せない(緘黙)だけの人もいれば、家を一歩出た瞬間動けなくなる(緘動)人もいます
ちなみに、症状は軽い方がいいのかっていうと、それもちょっと微妙です
軽症であるがために、周りの協力・理解が得られない場合もあると思います

『ギリ健』ってやつだね
緘黙症は病気
これは完全に個人的な意見ですが、緘黙症は病気というより不安症の一種なので『話せない』という症状が出ているだけです

いつも個人的な意見しか書いてないよね
病気を治すというよりも『不安になる(=話せなくなる・動けなくなる)原因を取り除く』という考えの方がいいんじゃないかと思います
つまりは周りの協力が不可欠になります
『何かをさせよう・話せるようにしよう』とするだけでなく、『本人がありのままでいられる・話せなくても楽しく過ごせる』ような環境を用意するのが良いのかも知れません

良いこと言った!
周りの協力・理解が得られない場合や、自分の力でどうにかしたい場合は、こちらの記事が手助けになる…かもです…

おい、急に自信なくすな
ぜひ、考え方を変えて緘黙症状に立ち向かってみてください
まとめ
この記事を読んで、緘黙症に対する勘違いが解消が解消されれば幸いです
(〃▽〃)か、勘違いしないでよねっ!

はいはい。
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