モリナガアメさんの『かんもくって何なの!?』を読んでみた
場面緘黙症の漫画家、モリナガアメさんが書いた『かんもくって何なの!?』
今回は、この本の『良いところ』と『注意点』を紹介していきます!!!!
『かんもくって何なの!?』って何なの!?
この記事を読めば…
- 『かんもくって何なの!?』について知れる
- モリナガアメさんを応援したくなる
- 緘黙症克服の手助けになるかも
『かんもくって何なの!?』の良いところ
- とにかく共感できる!!
- 緘黙症当事者を体感できる
- 緘黙症克服のヒントになる(かも)
- 周りにバレずに読める
それでは順に紹介していきます!!!!
イヤッフウゥゥゥゥ!!!!↑↑
1.とにかく共感できる!!
冒頭からもう共感の嵐です
本に書いてあるエピソードが自分に当てはまり過ぎて、笑っちゃうくらい共感できます
そして緘黙症特有の辛さ、生きにくさがわかりやすく描写されています
共感し過ぎて、僕は途中から泣きそうになりました
感受性 豊(43)銀行員。
『なんで自分だけ、こんな辛い思いをしなきゃいけないんだ!』
『こんな症状、誰にも理解してもらえないんだ…』
という思いが『自分だけじゃないんだ…!』という思いに変わります
僕はこの本を読んだ後、気持ちがラクになりました
ラクダはラクだ
さらにこの本に載っているのは、よくある『緘黙あるある』だけではなく
- 誰かと長時間話したあとは頭痛が起きる
- 子供の頃、人の悪口を耳にすると「そういうこと言わないの!」と注意する
- 「もし〇〇な状況になったらどうしよう」と母を質問責めにする
みたいな「うわ、、地味にわかるな~」といったものまであり、共感ポイントだらけです
『共感』って言い過ぎな件について
2.緘黙症当事者を体感できる
- 緘黙症当事者の考えていること
- 緘黙症当事者の感じていること
- 緘黙症当事者から見た、周りの反応
それらが、痛いほど良くわかります
ここまで詳しく体感できるのは、こうしたエッセイ本ならでは。
エッセイミヤケ…つって。
緘黙症当事者はもちろん、緘黙症じゃない人にも、ぜひオススメしたい本です!!!!
3.緘黙症克服のヒントになる(かも)
後遺症には悩まされつつも、緘黙症を克服したモリナガアメさん
その理由が、この本から読み取れます
- 友達の存在
- 同人仲間(作家さん)
- 絵やイラストなど、打ち込めるものの存在
- 場面緘黙症を知ったこと
これらが、緘黙症克服のヒントになるかも知れません
順に紹介していきます!!!!
芋けんぴ食いてぇ
友達の存在
本の中で何度も出てくるのが『山田さん』という、友達の存在
たった一人でも心を開いて話ができる相手がいたことは、本当に救いだったと今になって思う
出典:モリナガアメ『かんもくって何なの!?』
話すのが苦手なことについて気がついた点や昔の話を、近況報告と同じくらい気軽に話せる相手がいるのがとても心強いです
出典:モリナガアメ『かんもくって何なの!?』
緘黙症だと周りに理解者が少ないので、こういった存在は大きいと思います
ぷょちゃんが友達になってやんよ
同人仲間(作家さん)
もう一つ、大きな出会いであるのが『蛍さん』『ミキさん』といった、同人仲間(作家さん)の存在
- 共通の趣味を持っているので、話しやすい
- 趣味を通して、交流の輪を広げられる
- 緘黙症関係なく、話ができる
こういった関わりも、緘黙症克服に繋がったのかも知れません
仲間がいる”よ!!!!
絵やイラストなど、打ち込めるものの存在
こちらの記事にも書いてある通り『緘黙症を治そう!と必死になり過ぎない』
そんな考え方が、超大事だと思います
絵やイラストに打ち込んでいた、モリナガアメさんのように
それが、緘黙症を気にしないで生きていく『一歩』になるのかも知れません
最後までチョコたっぷり
あと、無心で打ち込めるもの=ストレス解消にもなるので、一石二鳥です
一石二芋けんぴです
場面緘黙症を知ったこと
緘黙症を知ることで
- 他の人は普通にできることが、何で自分だけできないんだろう
- 話せないのは、自分が甘えてるから…
- 自分が弱いから…
と自分を責めずに済みます
キミは悪くない
『今までの人生なんだったんだぁ!!』というショックも大きいかも知れません
それでも、真っ向から緘黙症と向き合うチャンスにはなるはずです
チャーンス!!!!
4.周りにバレずに読める
『かんもくって何なの!?』には、kindle版と書籍版があります
kindle版であれば、緘黙症の本を買っていることが、周りにバレる心配がありません
僕のように『親に緘黙症を隠している』人にはオススメです!!!!
(あと、kindleの方がちょっと安い)
いい時代になったね
『かんもくって何なの!?』を読む際の注意点
- 過去を思い出して辛い
- 共感できない点もある
1.過去を思い出して辛い
緘黙症で一番辛かった時の思い出が蘇ります
僕は特殊な訓練を受けているので大丈夫でしたが、メンタルが弱い方は注意した方がいいかも知れません
どないやねん
2.共感できない点もある
- 機能不全家族
- バイト先の店長にセクハラされる
といった共感できない点もありました
みんな違ってみんないい
まとめ
この本が世界中に知れ渡りますように
「私は人生のほとんどを場面緘黙と一緒に生きてきたんだ」
出典:モリナガアメ『かんもくって何なの!?』
「場面緘黙も含めて『私』なんだなあ…」
ここまで読んでくれてありがとう!!!!
YouTubeもやってるよ!
よかったら見てみてね!!!
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