緘黙症に関するものすごい論文を発見した

アイキャッチ画像(緘黙症のものすごい論文を発見) メンタル克服

その論文の内容がこちら!

  • 10人の緘黙症患者に治療を施したら、全員の症状が改善したよ!
  • しかも10人の内2人は完全に治ったよ!
  • しかも対象者は10代~30代!(=大人になっても緘黙症は治せる!)

控えめに言って、超凄くない?

ぷょちゃん
ぷょちゃん

ロンブンハローユーチューブ♪

ぷょちゃん
ぷょちゃん

なんつってー

この記事を読めば…

  • 緘黙症は治せることがわかる
  • 大人になっても治せることがわかる
  • 未来に希望が持てる

論文の概要

  • 対象者は10~30代の緘黙症当事者10名(女性7名、男性3名)
  • 期間は約半年
  • 月に一度個別面談を行った
  • その中で『不安階層表を用いた段階的なエクスプロ―ジャー』『心理教育』を行った
ぷょちゃん
ぷょちゃん

難しい単語が出てきたよぉ!?

※『不安階層表を用いた段階的なエクスプロ―ジャー』『心理教育』については、今後別記事で紹介します

その結果がこちら!!!!

  • 10人の緘黙症患者に治療を施したら、全員の症状が改善したよ!
  • しかも10人の内2人は完全に治ったよ!
  • しかも対象者は10代~30代!(=大人になっても緘黙症は治せる!)
ぷょちゃん
ぷょちゃん

凄すぎルンバ

それぞれ詳しく見ていきたいと思います!!!!

10人の緘黙症患者に治療を施したら、全員の症状が改善したよ!

まず、この論文の参加者全員の緘黙症状が改善しています

10人中10人です

100%です。凄すぎます

『改善した』と言える理由がこちら

  1. 『緘黙症が改善した』というエピソード
  2. 質問紙の得点アップ

順番に見ていきましょう

1. 『緘黙症が改善した』というエピソード

  • 複数の人がいても会話ができるようになった
  • 少しなら職場の人と雑談ができるようになった
  • 美容院や教習所などの人に声を出せるようになった
  • 学校の先生に予定を言えるようになり、課題の報告や「貸してください」なども自分から言えるようになった

等々、目に見える改善が見て取れます

『自分から「貸してください」が言えるようになった』とか凄いよね

治療が終わった半年~1年後の聞き取りでも、ちゃんと改善した状態は続いているそうです

ぷょちゃん
ぷょちゃん

フォーエバー

※全員の改善エピソードはこちら

2.質問紙の得点アップ

画像のような質問紙に答えると、緘黙症の程度を得点化できます

治療前→治療後で、その得点がアップ!!

しかも10人中9人です

90%です。凄すぎます

ぷょちゃん
ぷょちゃん

四捨五入したら100パー(?)

得点があまり上がらなかった人や、変化が無かった人もいたそうです

でも、点数が減った人はいませんでした

「治療によって緘黙症状が悪化しちゃったよ」って人はいないということですね

10人の内2人は完全に治ったよ!

わずか半年で、緘黙症が完全に治ったとかヤバくないですか!?

ぷょちゃん
ぷょちゃん

ヤバくなくなくない?

何をもって『完全に治った』と言えるのかというと…

  1. 『緘黙症の定義』に当てはまらなくなった
  2. 本人も『緘黙症状が無くなった』と判断した

それぞれ、詳しく見ていきます

1.『緘黙症の定義』に当てはまらなくなった

『DSM-5』という精神疾患の国際的な診断基準があります

そちらに書いてある緘黙症の定義

『話すことが期待されている特定の社会的状況において、話すことが一貫してできない』

これに当てはまらなくなったことで『緘黙症が完全に治った』と判断できます

ぷょちゃん
ぷょちゃん

マルーン5じゃないよ

2.本人も『緘黙症状が無くなった』と判断した

「しゃべることがなくなったらどうしよう」という不安がなくなり、緘黙症状は治ったと感じている。臨時だが常勤で学校の先生として働いている

J-STAGE Articles – 青年期・成人期の場面緘黙当事者に対するエクスポージャーと心理教育を用いた治療的介入の効果

こんな風に、本人も『緘黙症が治った』と感じているそうです!!!!

ぷょちゃん
ぷょちゃん

とっても凄いンドネシア

対象者は10代~30代!(=大人になっても緘黙症は治せる!)

  • 『緘黙症は大人になったら勝手に治る』みたいな誤解がある
  • 大人の緘黙症が世間に把握されていない

みたいな理由から、大人を対象にした論文は少ないそうです

でも、今回の論文の対象者は10代~30代!!!!

『大人になっても緘黙症は治るんだ!』と希望が持てます

この論文には「むしろ大人の方が治やすいんじゃね?」的なことも書かれています

ぷょちゃん
ぷょちゃん

ちょっと違うけど、ニュアンス的にはたぶん一緒

まとめ

今回はあくまで論文の話です

全国の緘黙症の人たちが、適切な治療を受けられるのは、まだ先の話だと思います

ぷょちゃん
ぷょちゃん

ガッカリーニ…

それでも

「適切な治療を受ければ、緘黙症は治せるんだ!」

「大人になってからでも遅くないんだ!」

ってことを感じて頂ければなぁと思います

ぷょちゃん
ぷょちゃん

ここまで読んでくれてありがとう!!!!

ぷょちゃん
ぷょちゃん

YouTubeもやってるよ!

よかったら見てみてね!!!

おまけ

論文へのリンク↓(スマホからだと見れないかも…)

J-STAGE Articles – 青年期・成人期の場面緘黙当事者に対するエクスポージャーと心理教育を用いた治療的介入の効果

高木潤野教授(論文を書いた人)のYouTubeチャンネル『はなせるTV』↓

論文参加者全員の緘黙改善エピソード↓
(読んでいた場所へ戻る)

  • 職場の人に自分から話しかけられるようになった
  • 少しなら職場の人と雑談ができるようになった
  • 職場の同僚やお客さん、友人などに自分から話しかけたり、会話をしたりすることができるようになった
  • 複数の人がいても会話ができるようになった
  • 中学生を相手に授業ができるくらいの自信がついた
  • 美容院や教習所などの人に声を出せるようになった
  • アルバイトの面接で声を出すことができた
  • 特定の友だちと学校で会話ができるようになった
  • 学校の先生に予定を言えるようになり、課題の報告や「貸してください」なども自分から言えるようになった
  • インターネットの音声配信では話せるようになった
  • アルバイトで声を出して挨拶などをすることができた
  • フリースクールや専門学校の先生に電話でなら、声を出して質問に答えられるようになった
  • 家族と少し長く話すことができるようになった
  • 駅など家の外でも親に声で挨拶ができるようになった
  • 特定の先生に電話でシナリオの内容が言えるようになり、シナリオにない質問にも答えられるようになった

研究が終わってから半年~1年後↓

  • 職場の同僚や利用者、友人などに自分から話しかけられるようになった。
  • タイミングがつかみづらいこともあるが、状況によっては雑談もできるようになった
  • 一人での外出や旅行ができるようになり、行動範囲が広がった。
  • まだ緊張が強くなったり体調の波もあるが、緘黙状態になってしまう場面はかなり減った
  • 「しゃべることがなくなったらどうしよう」という不安がなくなり、緘黙症状は治っ たと感じている。
  • 臨時だが常勤で学校の先生として働いている
  • 買い物や運転免許取得、アルバイトに挑戦など生活範囲が広がった。
  • 電話だと声が出しやすいこともわかった。しかしこれ以上の話す練習には踏み出せていない
  • 学校の先生やボランティアの女子学生、初対面で話しやすい人など、開始時と比べて 会話できる相手は増えた。しかし、まだ話せなくなってしまう場面は多い
  • 開始時は「好きな○○は?」のような曖昧な質問は家族にも答えられなかったが、すぐ返答できるようになった。
  • 学校の先生や筆者など会話できる相手が増えた
  • 話せる相手は増え、筆者ともある程度話せるようになった。
  • まだ話せない場面はあるが、アルバイトを始めたり SM(緘黙症)当事者の交流会の企画など行動が広がった
  • 受験の面接で答えることができ、大学に合格した
  • 大学の先生とも1対1なら話すことができている。
  • お店などでも話せる場面が増えた
  • 就労継続事業所に通い始め、事業所の職員やカウンセラーと話せるようになった。
  • 歯科医や、筆者とも話すことができるようになり、話せる相手が広がった
  • 知り合いの先生とは、電話でならある程度長い文章で話せるようになった。
  • まだ話せる相手は家族とこの先生に限定されている

怪しい広告並みに凄い効果

ぷょちゃん
ぷょちゃん

表現の仕方がひどい

コメント

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